今年の夏、利用者の皆さまと一緒に「季節を味わうプログラム」として、さまざまな活動を実施しました。まず取り組んだのは枝豆の栽培です。春から土を耕し、水やりを続け、大切に育ててきた枝豆が青々と実り、収穫の時を迎えました。畑の中で一つひとつ枝を切り取る姿はとても真剣で、自分たちが手をかけて育てた作物を手に取る喜びに、自然と笑顔がこぼれていました。収穫した枝豆はすぐに調理し、湯気の立つ香ばしい匂いとともに、みんなで味わいました。「甘い!」「自分で育てたものはやっぱり美味しい!」と、自然の恵みを実感しながら舌鼓を打つ時間となりました。
さらに、夏の定番といえば欠かせないのが「かき氷」。利用者の皆さまにも氷を削る体験をしていただき、シロップやトッピングを選んで自分だけのオリジナルかき氷を完成させました。冷たい氷のひんやり感に思わず笑顔が広がり、夏ならではの楽しみを五感で味わうことができました。
また、屋内での運動も積極的に行い、体を動かしながらリフレッシュする時間も確保しました。軽いストレッチから始まり、ボール運動や簡単なゲーム形式の活動まで、みんなで汗を流し、達成感や心地よい疲労感を共有しました。普段の活動ではなかなか味わえない「夏らしい挑戦」を通して、体力づくりと交流の両方を楽しむことができたと思います。
今回の一連のプログラムは、単なるレクリエーションにとどまらず、「育てる」「収穫する」「味わう」という一連の流れを体験できること、そして「夏の楽しさ」を体いっぱいに感じてもらえることを大切にしました。参加した皆さまからは「またやりたい」「次は何を育てるの?」といった声も聞かれ、活動を通して達成感や楽しみを共有できたことを、私たち職員もとても嬉しく思っています。
自然とのふれあい、季節の味覚、涼を感じるおやつ作り、体を動かす爽快感。これらを組み合わせることで、一人ひとりが自分らしく、そして笑顔で過ごせる「夏ならではの時間」を提供することができました。










